私だけが知っている、君の秘密


倉庫の中へ入る。

薄暗い空間。

棚には文化祭の備品が並んでいる。

「これかな?」

私は段ボールを持ち上げる。

「それだ」

珀翔が近付く。

その瞬間だった。

バンッ!!

突然。

強風で扉が勢いよく閉まった。

倉庫の中が暗くなる。

私は肩を震わせた。

「びっくりした……」

そう言って振り返る。

そして。

言葉を失った。