私だけが知っている、君の秘密


「今日も告白された」

私が言う。

珀翔の動きが止まる。

本を閉じる。

数秒。

沈黙。

そして。

「断ったのか」

と聞いた。

私は頷く。

「うん」

すると。

珀翔は小さく息を吐いた。

まるで安心したみたいに。

私は首を傾げる。

「どうしたの?」

珀翔は視線を逸らした。

「別に」

そう言う。

でも。

耳が少し赤かった。