私だけが知っている、君の秘密


「お疲れ」

伊織がスポーツドリンクを差し出してくる。

「ありがとう」

受け取る。

その時だった。

「天音さんいますか?」

教室の入り口から声がした。

振り返る。

知らない男子だった。

同じ学年らしい。

私は首を傾げる。

「私?」

男子は緊張した顔で頷いた。