私だけが知っている、君の秘密


「ごめんね」

玲夜は笑う。

優しい笑顔。

女子達は嬉しそうだった。

でも。

私は知っている。

あの笑顔の裏側を。

その時。

一人の女子が玲夜の腕に抱きついた。

「玲夜くん!」

一瞬だった。

玲夜の表情が消える。

嫌そうな顔。

苦しそうな顔。

でも。

すぐに笑った。

「危ないって」

優しく距離を取る。

周りは誰も気付かない。

私以外は。