私だけが知っている、君の秘密


その時だった。

「伊織」

玲夜の声。

振り返る。

玲夜は珍しく真面目な顔をしていた。

「一人で何とかしようとすんな」

生徒会室が静かになる。

伊織は苦笑した。

「分かってるよ」

そう答える。

だけど。

誰もその言葉を信じていなかった。

幼なじみの三人も。

そして。

私も。