私だけが知っている、君の秘密


「うるあ」

突然名前を呼ばれる。

顔を上げると伊織だった。

「これお願い」

資料を渡される。

「あ、うん」

受け取ろうとした時。

紙が滑った。

「あっ」

資料が床に散らばる。

「ごめん!」

私は慌ててしゃがみ込んだ。

すると。

伊織も同時にしゃがみ込む。