私だけが知っている、君の秘密


「朔斗」

玲夜が声をかける。

ふざけた様子は一切なかった。

「少し休め」

「大丈夫だ」

即答。

だけど。

全然大丈夫そうじゃない。

朔斗は資料を拾おうとする。

その手が小さく震えていた。

私は胸が苦しくなった。

どうしてそこまで無理するんだろう。