その日の放課後。 私は文化祭資料を届けるために再び生徒会室へ向かった。 ドアの前まで来た時だった。 中から声が聞こえる。 「もう限界だろ」 玲夜の声。 私は足を止めた。 「少し休めよ」 今度は伊織。 珍しく真面目な声だった。 静寂。 そして。 低い声が聞こえる。 「休めるわけないだろ」 朔斗だった。 その声は。 今まで聞いたことがないほど苦しそうだった。 私は思わず息を呑む。 そして。 ドアの向こうから。 何かが落ちる大きな音が響いた。