私だけが知っている、君の秘密


帰り支度を終える。

私は鞄を持った。

「じゃあ帰ろっか」

伊織も頷く。

玲夜は既にドアの前にいた。

でも。

一人だけ動かない人がいた。

朔斗だった。

机に向かったまま。

資料を見ている。