私だけが知っている、君の秘密

「珀翔くん?」

私は慌てて声をかける。

返事がない。

珀翔は倉庫の扉を見つめたまま動かなかった。

呼吸も少し浅い。

停電の日と同じだ。

私は胸が苦しくなる。

「大丈夫?」

ようやく珀翔が反応する。

「……平気だ」

全然平気そうじゃない。

私は小さく首を振った。

「無理してるでしょ?」

その言葉に。

珀翔の肩が小さく震えた。