「うるあ」 伊織が苦笑する。 「珀翔は昔からそうなんだ」 「そうなの?」 「人に頼るの苦手だから」 私は思わず珀翔を見る。 珀翔は聞こえているはずなのに。 何も言わない。 黙々と段ボールを運んでいる。 その姿を見ながら。 私はふと思った。 この人は。 いつも一人で抱え込んでいる気がする。