前世も今世も来世も好きだよ

 君が好きだ。彼とお近づきになりたい。でも、私の手は彼に触れることもできないし、彼を振り向かせることもできない。
 彼は私をじっと見つめ、まるで愛しい恋人を見つめるように優しいまなざしを向ける。
 この人にならばと私は覚悟を決める。柔らかい唇が触れる――と思ったら私を食べてしまった。
 私の命は彼にささげよう。私は誓う。
 前世で彼にフラれた翌日に死んだのだから。
 来世も彼とつながるんだ。