罰当たり

亡くなった先輩とのトーク画面をメモ代わりに使っている。特に深い意味はない。何より彼とはノリでIDを交換し合っただけの希薄な関係性。私は今日も今日とて死者を弔うこともせず、絶賛片思い中の後輩に対する、伝えられぬ「好き」の文字をメモに鬼連投し続けている。つくはずのない既読に心臓が縮み上がったのは間もなくのことだった。俺はおまえが嫌いだ、この罰当たりが。霊界から届いた返信を見つめながら、私は卒倒した。