恋とは、認めません!

「恋とは、認めません!」
「またまた、そんなこと言って~! 本当は、好きなんでしょ?」
「なわけ!」
私は頑なに恋とは認めない人だ。
あ、私は望月雫って言います。そして、今恋バナ?をしている相手が私の相談にのってくれる下口ゆき。
「なんで、そんなに認めないのよ~。もしかして、美波の存在? それとも、彼女?」
そう。私には推し(決して、恋とは、認めません!)がいる。その推し・青山陸様こそ、私のすべてと言っても過言ではない。
陸様には、他校に彼女がいる。佐々木佐奈?だっけ。
そして、私の友達・竹内美波もまた、陸様が好きなのだ。
「どっちもか。恋人がいるのに、好きになられるって、あいつどんなんやねん!」
ゆきは、陸様と同じ小学校で、佐奈のことも知ってるみたい。佐奈って、どんな人なんだろう……。
私はゆきと、今年で会ったばかり。でも、もう親友みたいな感じです!
私が陸様が好きになったのはついこの前のこと。
私はギャップに惹かれてしまう人だ。
見た目からして、チャラいと思っていた陸様と同じ委員会で。
そして、中1の1ヶ月前に行った、若狭旅行のとき、ぶつかりそうになった。
そのとき陸様が言った声があまりにも優しすぎて……。
私は一瞬で好きになってしまった。
でも、彼女がいると知っていたので、推しにしようと決めたのだ。
そして、また若狭旅行から帰ってきて3週間後、美波に「陸くんが好き」だと言われたのだ。
応援したい気持ちが勝った。でも、心のどこかでチクってしてしまう。


私って、イヤな奴……。