春は眩しくて、届かない



今日は、鈴野に頼んだ。



「悪い、今日だけ水瀬と中庭行かせてもらっていい?」



鈴野は一瞬だけ目を丸くしたあと、
すぐに笑って、



「はいはい、応援団長にお任せください」



なんて言ってくれた。


その笑顔に、
少しだけ胸が痛んだ。