主人公・白石 紗和(しらいし さわ)
約束を必ず守るタイプ。
いつも「待つ側」で、我慢が癖になっている。
静かだけど、限界はちゃんとある。
約束を破り続ける親友・相原 美波(あいはら みなみ)
悪気なく約束を破る遅刻常習犯。
「そんな細かいこと」で済ませてきた張本人。
紗和の味方・三上 玲奈(みかみ れな)
はっきり物を言う現実派。
「それ、もう復讐していいやつだよ」と背中を押す。
クラスメイト(中立)・藤原 悠斗(ふじわら ゆうと)
状況を客観的に見るタイプ。
後半、効いてくる一言を言う。
約束を破った回数、覚えてる?① また私だけ先に来てる
【駅前・夕方】
紗羽「……まだ来てない。当たり前になってきてる…」
紗羽(モノローグ)「集合10分前。来てるのは、いつも私だけ」
紗羽(スマホを取り出し、画面を見ながら)「もう着く”って、30分前だよ」
少ししてから、美波からラインがきて、紗羽は呆れる。
紗羽「『ごめん。もうちょっと遅れるわ』って、……やっぱり」
紗羽(モノローグ)「待つのが当たり前になったら、約束は、約束じゃなくなる」
約束を破った回数、覚えてる?② 何回目の「ごめん」?
【1時間後】
美波「ごめん! ちょっと押しちゃった!」
紗羽「……うん」
紗羽(モノローグ)「今日の“ごめん”は、もう何回目だろう」
【帰り道】
紗羽「ねえ。私が待ってる時間、考えたことある?」
美波(笑って)「大げさだって」
紗羽(モノローグ)「この一言で、何かが切れた」
約束を破った回数、覚えてる?③ メモ帳に残した数字
自室で、紗羽はノートを開く。
紗羽(モノローグ)「4月3日…20分。4月18日…45分。5月1日…60分」
紗羽、ペンが止まる。
紗羽「……12回」
紗羽(モノローグ)「怒らなかった回数。我慢した回数。全部、私だけが覚えてる」
通知がくる。美波からだ。
美波(メッセージ)『明日も同じ場所で!』
紗羽「……うん」
約束を破った回数、覚えてる?④ 今日は、待たない
【翌日・駅前】
時計は集合時間ぴったりだ。
紗羽(モノローグ)「今日は、ここまで」
時計が進む。紗羽、振り返る。
紗羽「……帰ろ」
紗羽、歩き出す。
数分後、美波からの着信。
美波「どこ?」
紗羽「帰った」
紗羽(モノローグ)「初めて、私が約束を終わらせた」
約束を破った回数、覚えてる?⑤ 数えてたの、気づかなかった?
【翌日・教室】
美波「昨日さ、さすがに冷たくない?」
紗羽、美波にノートを差し出す。
美波「……なに、これ」
紗羽「約束を破った回数」
美波(笑って)「……冗談でしょ」
紗羽「冗談なら、書かないよ」
紗羽(モノローグ)「責めたいわけじゃない。ただ、分かってほしかっただけ」
沈黙が続く。
約束を破った回数、覚えてる?≪最終話≫ 覚えてるのは、私だけだった
【放課後】
美波「……今までホントごめん。やっと、分かった」
紗羽「分かってくれたなら、よかった。でも、忘れないで」
美波「次は……守る。絶対に名も瑠」
紗羽「“次”があるかは、私が決める」
紗羽(モノローグ)「復讐じゃない。これは、境界線」
【駅前】
時計は集合10分前。
美波、先に立っている。
紗羽(モノローグ)「約束は、守る人同士でしか成り立たない」
紗羽、美波に笑顔で歩み寄る
約束を必ず守るタイプ。
いつも「待つ側」で、我慢が癖になっている。
静かだけど、限界はちゃんとある。
約束を破り続ける親友・相原 美波(あいはら みなみ)
悪気なく約束を破る遅刻常習犯。
「そんな細かいこと」で済ませてきた張本人。
紗和の味方・三上 玲奈(みかみ れな)
はっきり物を言う現実派。
「それ、もう復讐していいやつだよ」と背中を押す。
クラスメイト(中立)・藤原 悠斗(ふじわら ゆうと)
状況を客観的に見るタイプ。
後半、効いてくる一言を言う。
約束を破った回数、覚えてる?① また私だけ先に来てる
【駅前・夕方】
紗羽「……まだ来てない。当たり前になってきてる…」
紗羽(モノローグ)「集合10分前。来てるのは、いつも私だけ」
紗羽(スマホを取り出し、画面を見ながら)「もう着く”って、30分前だよ」
少ししてから、美波からラインがきて、紗羽は呆れる。
紗羽「『ごめん。もうちょっと遅れるわ』って、……やっぱり」
紗羽(モノローグ)「待つのが当たり前になったら、約束は、約束じゃなくなる」
約束を破った回数、覚えてる?② 何回目の「ごめん」?
【1時間後】
美波「ごめん! ちょっと押しちゃった!」
紗羽「……うん」
紗羽(モノローグ)「今日の“ごめん”は、もう何回目だろう」
【帰り道】
紗羽「ねえ。私が待ってる時間、考えたことある?」
美波(笑って)「大げさだって」
紗羽(モノローグ)「この一言で、何かが切れた」
約束を破った回数、覚えてる?③ メモ帳に残した数字
自室で、紗羽はノートを開く。
紗羽(モノローグ)「4月3日…20分。4月18日…45分。5月1日…60分」
紗羽、ペンが止まる。
紗羽「……12回」
紗羽(モノローグ)「怒らなかった回数。我慢した回数。全部、私だけが覚えてる」
通知がくる。美波からだ。
美波(メッセージ)『明日も同じ場所で!』
紗羽「……うん」
約束を破った回数、覚えてる?④ 今日は、待たない
【翌日・駅前】
時計は集合時間ぴったりだ。
紗羽(モノローグ)「今日は、ここまで」
時計が進む。紗羽、振り返る。
紗羽「……帰ろ」
紗羽、歩き出す。
数分後、美波からの着信。
美波「どこ?」
紗羽「帰った」
紗羽(モノローグ)「初めて、私が約束を終わらせた」
約束を破った回数、覚えてる?⑤ 数えてたの、気づかなかった?
【翌日・教室】
美波「昨日さ、さすがに冷たくない?」
紗羽、美波にノートを差し出す。
美波「……なに、これ」
紗羽「約束を破った回数」
美波(笑って)「……冗談でしょ」
紗羽「冗談なら、書かないよ」
紗羽(モノローグ)「責めたいわけじゃない。ただ、分かってほしかっただけ」
沈黙が続く。
約束を破った回数、覚えてる?≪最終話≫ 覚えてるのは、私だけだった
【放課後】
美波「……今までホントごめん。やっと、分かった」
紗羽「分かってくれたなら、よかった。でも、忘れないで」
美波「次は……守る。絶対に名も瑠」
紗羽「“次”があるかは、私が決める」
紗羽(モノローグ)「復讐じゃない。これは、境界線」
【駅前】
時計は集合10分前。
美波、先に立っている。
紗羽(モノローグ)「約束は、守る人同士でしか成り立たない」
紗羽、美波に笑顔で歩み寄る



