そーちゃんの溺愛が止まらない⁉ ~結婚しても世界一可愛い君へ、今日のご褒美ハグは無制限。~

「ふぅ……楽しかったね、そーちゃん」
家に帰り、お風呂を済ませてパジャマに着替えた私は、ベッドの上でゴロンと横になって伸びをしていた。
久しぶりに2人きりでたくさん歩いたから、少しだけ足が疲れている。
すると、ガラリとドアが開き、お風呂上がりのそーちゃんが入ってきた。
少し濡れた髪を無造作におろし、白のラフなTシャツ姿。
大人の色気がダダ漏れになっていて、ただそこにいるだけで部屋の気圧が上がる気がする。
「優愛、お疲れ様。……って、うわっ、パジャマ姿の優愛がベッドの上で無防備に寝転がってる……っ! 尊さで俺の理性が大気圏を突破して消滅しそう!!」
「もう、自分の家なんだから落ち着いて(笑)」
苦笑いする私を、そーちゃんは逃がさない。
ベッドに這い上がってくると、私の体をすっぽりと自分の大きな腕の中に収め、後ろからぎゅううううっと抱きしめてきた。
いわゆる、寝室での特濃バックハグ。
「そーちゃん、もう子供じゃないんだから……ちょっと照れくさいよ……っ」
「だめ。今日は蓮もいない『完全なる合法DAY』なんだから、俺、1秒も優愛から離れないって決めてるの。……ねえ、優愛。今日1日、ずっと我慢してたんだよ?」
そーちゃんは私の肩口に顔をうずめ、首元にふわりと温かい息を吹きかけながら、すっごく寂しそうに、だけど甘えた声で囁いた。
「パパの俺じゃなくて、1人の男としての俺を、優愛の愛でいっぱいにして……? おねがい」
パパになっても、この破壊力抜群のおねだりは健在──というか、大人の余裕が加わってさらにタチが悪くなっている。
断れるわけがないじゃん……!!
私は恥ずかしさで爆発しそうな心臓を必死に抑え、そーちゃんのTシャツの胸元をぎゅっと握りしめながら、そっと胸におでこをコツンとぶつけた。
「……うん。そーちゃん、大好きだよ。今日は、いっぱい甘えていいからね……?」
私の精一杯の許可証。
それを聞いた瞬間、そーちゃんの心臓がドクン!と跳ね、私たちは夜が明けるまで、お互いの特大の愛を確かめ合うように、ずーーーっと抱きしめ合っていたのだった。