妊娠中期を迎え、私のお腹もふっくらと丸みを帯びてきた。
それに比例して、そーちゃんの「過保護バリア」はもはや都市を一つ防衛できるレベルにまで進化していた。
「優愛、絶対に重いものは持っちゃダメだよ? ほら、そのティッシュ箱も俺が持つから! 優愛はそこに座って、俺に世界一可愛く甘やかされてるだけでいいの!」
「そーちゃん、ティッシュ箱くらいは持たせてよぉ(笑)」
ソファーに座らされ、至れり尽くせりのVIP待遇を受ける毎日。
心の中の限界オタクは「アラサーになってもエプロン姿で『俺の可愛いお姫様』って全力で尽くしてくれる旦那様、尊すぎて全米が泣いたーーー!!!」と大号泣しているけれど、そーちゃんの愛の重さは夜中になっても止まらない。
ある日の午前3時。
ふと足がつってしまい、私は痛みに小さく声を漏らした。
「……っ、いたたた……」
するとその瞬間、隣で爆睡していたはずのそーちゃんが、バッと跳ね起きた。
「優愛!? 足!? つったの!? 待って、今すぐ俺の体温で温めてマッサージするから!!」
驚くべき反射速度。
そーちゃんは寝ぼけ眼をこする暇もなく、私の足を優しく包み込み、的確な力加減でゆっくりと揉みほぐし始めた。
衣服越しに伝わるそーちゃんの手のひらが、驚くほど温かくて、痛みがすーっと引いていく。
「ふぅ……楽になったぁ。ありがと、そーちゃん。起こしちゃってごめんね」
「何言ってるの。優愛と赤ちゃんが苦しんでる時に起きられないなら、俺の存在意義ないから。……それより、まだ痛む?」
心配そうに覗き込んでくるそーちゃんの顔が、月明かりに照らされて信じられないくらい格好いい。
少し乱れた前髪が、高校生の時の修学旅行の夜を思い出させて胸がキュンとする。
そーちゃんは私のお腹に優しく手を当てると、愛おしそうに目を細めた。
「赤ちゃん、パパだよ。ママを困らせちゃダメだよ? でも、ママに似て世界一可愛い子になって生まれてきてね。……あ、でも、生まれてきてもママの1番の座はパパのものだからね?」
「お腹の子にまでマウント取らないのっ(笑)」
呆れ半分、だけど愛しさ無限大。
お腹の中から優しくポコポコと返事のような胎動が聞こえ、私たちは真夜中のベッドの中で、世界一甘い幸せに包まれていた。
それに比例して、そーちゃんの「過保護バリア」はもはや都市を一つ防衛できるレベルにまで進化していた。
「優愛、絶対に重いものは持っちゃダメだよ? ほら、そのティッシュ箱も俺が持つから! 優愛はそこに座って、俺に世界一可愛く甘やかされてるだけでいいの!」
「そーちゃん、ティッシュ箱くらいは持たせてよぉ(笑)」
ソファーに座らされ、至れり尽くせりのVIP待遇を受ける毎日。
心の中の限界オタクは「アラサーになってもエプロン姿で『俺の可愛いお姫様』って全力で尽くしてくれる旦那様、尊すぎて全米が泣いたーーー!!!」と大号泣しているけれど、そーちゃんの愛の重さは夜中になっても止まらない。
ある日の午前3時。
ふと足がつってしまい、私は痛みに小さく声を漏らした。
「……っ、いたたた……」
するとその瞬間、隣で爆睡していたはずのそーちゃんが、バッと跳ね起きた。
「優愛!? 足!? つったの!? 待って、今すぐ俺の体温で温めてマッサージするから!!」
驚くべき反射速度。
そーちゃんは寝ぼけ眼をこする暇もなく、私の足を優しく包み込み、的確な力加減でゆっくりと揉みほぐし始めた。
衣服越しに伝わるそーちゃんの手のひらが、驚くほど温かくて、痛みがすーっと引いていく。
「ふぅ……楽になったぁ。ありがと、そーちゃん。起こしちゃってごめんね」
「何言ってるの。優愛と赤ちゃんが苦しんでる時に起きられないなら、俺の存在意義ないから。……それより、まだ痛む?」
心配そうに覗き込んでくるそーちゃんの顔が、月明かりに照らされて信じられないくらい格好いい。
少し乱れた前髪が、高校生の時の修学旅行の夜を思い出させて胸がキュンとする。
そーちゃんは私のお腹に優しく手を当てると、愛おしそうに目を細めた。
「赤ちゃん、パパだよ。ママを困らせちゃダメだよ? でも、ママに似て世界一可愛い子になって生まれてきてね。……あ、でも、生まれてきてもママの1番の座はパパのものだからね?」
「お腹の子にまでマウント取らないのっ(笑)」
呆れ半分、だけど愛しさ無限大。
お腹の中から優しくポコポコと返事のような胎動が聞こえ、私たちは真夜中のベッドの中で、世界一甘い幸せに包まれていた。



