「蓮。パパとママから、大事なお話があります」
その日の夜。
リビングで、私たちは蓮くんを座らせて向き合った。
そーちゃんはなぜか「正装すべきじゃないか?」とタキシードを持ち出そうとして私に全力で止められたため、いつものパジャマ姿だが、その表情は真剣そのものだ。
「蓮。……ママのお腹の中に、新しい命が宿ったんだ。蓮、お兄ちゃんになるんだよ」
「……おにーちゃん?」
蓮くんは一瞬きょとんとした後、パァァァッと顔を輝かせた。
「れん、おにーちゃん!? やったぁぁ!! パパ、れん、赤ちゃん守る! ママも守る!」
「……っ!! 蓮、お前、カッコいいぞ!! さすが俺の息子だ!!」
感動したそーちゃんは蓮くんを抱きしめ、親子で「ママを守る同盟」を結成して盛り上がっている。
……が、そこからが一ノ瀬家の「幸せな受難」の始まりだった。
「優愛、動かないで! リモコン? 俺が取る! お水? 俺が湧き水汲みに行ってくるから待ってて! 階段? 俺がお姫様抱っこで運ぶよ!」
「そーちゃん、まだ妊娠初期だから普通に動けるってばぁ……っ(笑)」
そーちゃんの過保護バリアは、もはや「物理」を超えて「結界」の域に達していた。
家中の角という角にクッションを貼り付け、私が一歩動くたびに「足元注意! 段差0.1ミリ!」と叫び、夜は夜で「赤ちゃんの英才教育のために、俺が優愛への愛を語りかけるね」と、一晩中私のお腹に向かって愛の告白を続けている。
うわああああん!!! 幸せだけど、そーちゃんの愛が重すぎて私が物理的に押しつぶされそうだよぉぉぉ!!!
心の中の限界オタクが「幸せの過剰摂取で致死量ーーー!!!」と叫ぶ中、私はそーちゃんと蓮くん、2人の頼もしい(?)ボディーガードに囲まれて、新しい命を迎えるための、世界一甘くて賑やかなマタニティライフを歩み始めるのだった。
その日の夜。
リビングで、私たちは蓮くんを座らせて向き合った。
そーちゃんはなぜか「正装すべきじゃないか?」とタキシードを持ち出そうとして私に全力で止められたため、いつものパジャマ姿だが、その表情は真剣そのものだ。
「蓮。……ママのお腹の中に、新しい命が宿ったんだ。蓮、お兄ちゃんになるんだよ」
「……おにーちゃん?」
蓮くんは一瞬きょとんとした後、パァァァッと顔を輝かせた。
「れん、おにーちゃん!? やったぁぁ!! パパ、れん、赤ちゃん守る! ママも守る!」
「……っ!! 蓮、お前、カッコいいぞ!! さすが俺の息子だ!!」
感動したそーちゃんは蓮くんを抱きしめ、親子で「ママを守る同盟」を結成して盛り上がっている。
……が、そこからが一ノ瀬家の「幸せな受難」の始まりだった。
「優愛、動かないで! リモコン? 俺が取る! お水? 俺が湧き水汲みに行ってくるから待ってて! 階段? 俺がお姫様抱っこで運ぶよ!」
「そーちゃん、まだ妊娠初期だから普通に動けるってばぁ……っ(笑)」
そーちゃんの過保護バリアは、もはや「物理」を超えて「結界」の域に達していた。
家中の角という角にクッションを貼り付け、私が一歩動くたびに「足元注意! 段差0.1ミリ!」と叫び、夜は夜で「赤ちゃんの英才教育のために、俺が優愛への愛を語りかけるね」と、一晩中私のお腹に向かって愛の告白を続けている。
うわああああん!!! 幸せだけど、そーちゃんの愛が重すぎて私が物理的に押しつぶされそうだよぉぉぉ!!!
心の中の限界オタクが「幸せの過剰摂取で致死量ーーー!!!」と叫ぶ中、私はそーちゃんと蓮くん、2人の頼もしい(?)ボディーガードに囲まれて、新しい命を迎えるための、世界一甘くて賑やかなマタニティライフを歩み始めるのだった。



