小悪魔DOLL【Ⅰ】





ゴオオオオオオオオオオ。

ステージの両端から、火花が天に向かって吹き出した。

会場全体に響く、ファンの歓声。

熱気うずまく観客席には、担当の団扇を大事に大事に持ったファンたちが今か今かと、登場を待ちわびていた。




《DREAMの子猫ちゃんーーーー??》

「JUUUURIIIIII!!」

《みゃーお♪》

「キャーーーーーーーーーー!!!!!!!」

ステージからジャンプで飛び出した。マシュマロ色の髪がふわりと揺れて、くりくりとした瞳がファンを見つめる。ステージに着地したJURIが招き猫のように、ポーズをとって甘い声を出した。




《DREAMの子犬ちゃんーーーー??》

「YUUUUIIIIII!!」

《わおーーーーーーーーん》

「キャーーーーーーーーーー!!!!!!!」

両手で作ったメガホンで、YUIは犬のように大きな遠吠えを響かせる。カフェオレの瞳が観客席を眺めて、口角を上げた。




《DREAMの王子さまぁーーーー??》

「SOOOORAAAAAA!!」

《会いたかったよ、プリンセス》

「キャーーーーーーーーーー!!!!!!!」

ハニー色の髪がフワッとなびき、SORAが現れた。ハニー色の瞳がファンを見つめ、ウインクする。




《DREAMの天使ィーーーー??》

「RIIIIOOOOOO!!」

《ずっきゅーん♡》

「キャーーーーーーーーーー!!!!!!!」

ぴょんと飛び出したRIOがペロリと舌を出して、狙いを定めるようにエアーの矢を放つ。ミルキーブラウン色の髪がゆらゆら揺れる。




《DREAMの悪魔ァーーーー??》

「TOOOOAAAAAAA!!」

ココア色の髪が揺れ、勢いよく飛び出した。ダンと大きな音をたて、ギラギラと挑発的に光る瞳を観客席に向け、ニヤリと口角を上げた。

そして、マイクを握りしめる。



《お前らの心臓、焼き尽くしてやるよ?》

「キャーーーーーーーーーー!!!!!!!」