三角関係の恋物語

ガラッ

教室のドアが開いた。

「ん?優奈ちゃん?」

向井康二さんだった。

続いて阿部亮平さんも入ってくる。

すると二人は同時に固まった。

深澤辰哉さんとわたしが並んで座っていたからだ。

「へぇー。」
と向井康二さん

「そういう感じなんだ。」
と阿部亮平さん

口々に妬ましい感じで呟く。

なぜか空気が重い。

その空気を際して、わたしは慌てて立ち上がる。

「ち、違うから!!」

しかし深澤辰哉さんは面白そうに笑う。

「オレら仲良しだもんな?」

「!!?」

顔が真っ赤になるわたし。

向井康二さんは不機嫌そうに窓の外を見る。

阿部亮平さんは笑顔なのに目が笑っていない。