三角関係の恋物語①

数分後、昼休みーー

深澤辰哉さんと向井康二さんに

誕生日に誘われてる。

二人ともどちらも大切。

頭の中はそればかりで、

また授業中まともに聞いていなかった。

今も考え込んでいる。

すると、

「優奈ちゃん」

聞き慣れた声に振り向く。

阿部亮平さんだった。

「大丈夫?何かすごい悩んでるみたいだけど…」

さすが阿部亮平さん。

勘が鋭い。

でもわたしは無理に笑顔を作った。

「大丈夫です」

「プッ」

突然阿部亮平さんは吹き出した。

「なんで敬語?(笑)」

わたしはまた顔が赤くなる。

「なんでもないです…」
と下を向いた。

!!

突然わたしの手に、

阿部亮平さんの両手が重なる。

そして、わたしの顔を見る。

「誕生日、僕と一緒に過ごしてほしいな。」

「え?」

まさかとは思っていたけど、

阿部亮平さんからも誘われた。

また新たに悩み事ができた。

もう完全に大パニック。