三角関係の恋物語

その翌日ーー

学校の門前で深澤辰哉さんが立っていた。

わたしに気づくなり、

「おはよ。ちょっといいかなー?」

なんだか真剣な様子だった。

「…………こうじと出かけたんだって?」

一コマ置いてからたずねた。

「え?」

「阿部ちゃんとも出かけたんだよね?」

「……………………」

なんで知っているのか分からない。

「楽しかった?」

少し不機嫌そうな深澤辰哉さん。

わたしは初めて見る表情に驚く。

「深澤さん?」

深澤辰哉さんはため息をついた。

「はぁ…、最近ずっとモヤモヤしてる。」

「えっ??」

「優奈ちゃんが他の奴といるの見ると」

!!

一瞬、心臓が止まりそうになる。