三角関係の恋物語

その様子を見ていたことに、

わたしは気づなかった。

「ねぇこれどこで買うん?」

「えっ?」

「委員長に言えばいいと思う。」
とわたしの代わりに友達が答えた。

「わかった。ありがとう。」

深澤辰哉さんは納得して、

委員長の方に向かった。

「あれ絶対好きやん」

深澤辰哉さんが行ったのを見計らってからかう。

「え、いやそんなことないってー」

「いやある!!」

「だって彼、人気アイドルなんだよー」

普通の日常なら絶対に届かない存在。

「だから何?」

「え?」

突然真剣になる。

「深澤さんがアイドルだからとか関係ないじゃん。深澤さんだって一般の男性。そうやってアイドルだからって差別するのはよくないよ。」

「でも……」

「アイドルとか関係なく、優奈は深澤さんのこと好きなんでしょ?」

わたしは小さく頷く。

「じゃあその気持ちに素直になりなよ」

「…もし付き合ったりとかしたら、SNS大変なことになりそう……」

「その時はその時!!」

友達の言う言葉には前向きなことばかり。

「ね?」

「うん……」

わたしは深澤辰哉さんが好き

その気持ちは変わりない。

だけど…………

そんな不安要素を抱え込みながら

考え事をしていたら

その日の放課後、

予想もしてないハプニングが待ち受けていた。



続く