今日、街で初恋の先輩を見かけたとき、物陰からそっと横顔を盗み見るだけで結局何もできなかった私は、その後悔から衝動的に彼の名前をネット検索してしまった。特定は秒だった。昔からモテまくっていたあの人のことだ。さぞかしキラキラな毎日を送っているのだろう。思いつつ、検索上位に表示されたSNSを確認する。半年前で止まったままの最新投稿には、アカウント主の母親を名乗る人物による一人息子の訃報が伝えられていた。