ある夜。 私はスマホを見つめていた。 何度も文章を書いて。 消して。 また書いて。 消した。 ⸻ 重いかな。 困るかな。 めんどくさいかな。 ⸻ でも。 その時ふと思った。 ⸻ 私はずっと、 嫌われない方法ばかり選んできた。 ⸻ 本音を言わない。 我慢する。 笑う。 飲み込む。 ⸻ その結果、 本当に幸せだっただろうか。 ⸻ 違う。 ⸻ 私は勇気を出して送信した。 ⸻ 「ちょっと悲しかった」 ⸻ 責めたかったわけじゃない。 ただ。 知ってほしかった。 ⸻ 私にも気持ちがあることを。