星降る夜に、あの日のキスをもう一度


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 アンジェラたちがシドニーたちを呼んで帰る手順について説明をすると、メロディは目にうっすら涙を浮かべて不安そうな顔をした。シドニーとライラは「承知しました」と答えただけで、表向きは平然としたものである。

「メロディ、大丈夫よ。すぐに帰れるわ」

 アンジェラがメロディの髪を撫でると、彼女は「みんな一緒ではダメなの? 来たときみたいに」と言った。少しの時間でも離れることが不安なのだろう。
 気丈に保っていたメロディの心がぐらついていることを感じ、アンジェラはメロディを抱き寄せ、しばらくあやすように髪を撫で続けた。
 それでもアンジェラの背に回される手が震えているのに気づき、コンラッドが何か言おうとするのを目で制止する。

 サシャが安定する条件に挙げた、月の位置がちょうどいい場所に来るまでもう少し時間がある。メロディは賢い少女だ。落ち着きを取り戻せば大丈夫。今はその為に少しだけ時間が必要なだけ。

「アン先生」
「なあに?」
「一人で行くのは怖くないですか?」

(自分のことではなく、私のことを心配しているの?)