不自由マリッジ

誕生日ーーーそれは自分の生まれた特別な日だ。一年に一度しかやって来ない特別な日。

目覚まし時計の音が鳴る。目覚ましを私、白鳥小夜(しらとりさよ)が天蓋付きのベッドの中で目を覚ますと同時に、コンコンコンと部屋がノックされる。

「お嬢様、お目覚めでしょうか?」

そう言って入ってきたのは、私専属のメイドだ。私は白鳥グループのご令嬢。今日、誕生日を迎えた。

「起きてるわ。おはよう」

「おはようございます。お嬢様、お誕生日おめでとうございます」

「ありがとう」

誕生日の「おめでとう」が好きだ。特別な日って感じがする。パパたちは残念ながら仕事で海外に行っているけど、昨日の夜にバースデーカードと共にプレゼントが贈られてきた。

「とても楽しそうですね」

「今日は友達とテーマパークに行くんだもの!楽しみで昨日はなかなか寝れなかったくらいよ!」

小さい頃から大好きなテーマパークに遊びに行くことを、一ヶ月以上前から楽しみにしていた。早くご飯を食べて支度しなきゃ!