雪音だけのライブハウス(リメイク)

愛祈琉
「皆さん、今日も来てくれてありがとうございます!次回の配信にもぜひ来てくださいね!」

背中の冷や汗を隠しながら、何とかライブ配信を終了。

愛祈琉
「別人…?それとも、複数のアカウントを使っての粘着…?」

画面の向こうとはいえ、アンチの恐ろしさを思い知った。

愛祈琉
「今の人、もしかして…ライブに来てくれるお客さんの中にいるんじゃ…?」

そう思うと、背中に再び悪寒が走った。

愛祈琉
「怖いけど…人前に出る活動には付きものだから、慣れていかないとね…!」

その後も、予定通りライブ配信を続け、同接数はもっと増えていった。

黒ずんだアンチコメントは時々あっても、赤黒い痛みはあれ以来なかった。

それでも、いつ来るかと思うと気が気でなく、配信が終わる頃には毎回汗びっしょりになっていた。

愛祈琉
「修児くん…私、歌うの好きなはずなのに…歌えば歌うほど苦しくなっていく…。」