最後まで読まないで

駅前で献血の呼びかけをしていたので、初めて協力することにした。ベッドに横たわり、血を抜いてもらう。自分の血が管を通って袋に溜まっていくのを見るのは少し不思議な気分だ。無事に終わり、お礼のジュースを受け取って帰宅した。数日後、血液センターからハガキが届いた。検査結果の通知だろうか。シールを剥がして中身を確認する。そこにはただ一言、「とても美味しかったです」とだけ書かれていた。