最後まで読まないで

図工の授業で、粘土を使って自分の顔を作る課題が出た。私は鏡を見ながら、一生懸命に自分の顔を作った。鼻の形や目の大きさを微調整して、やっと納得のいくものができた。作品は乾かすために、教室の後ろの棚に並べられた。次の日の朝、学校に来て自分の作品を見て驚いた。粘土の顔が、ニヤリと笑っているように歪んでいたのだ。誰かのイタズラだと思い、周りの作品も見てみた。他の子の顔は、みんな泣いていた。