最後まで読まないで

今日、クラスに転校生がやってきた。とても大人しい女の子で、自己紹介の時も俯いたまま小さな声で名前を言っただけだった。先生に案内されて私の隣の席に座った彼女に、「よろしくね」と一番の笑顔で声をかけた。彼女はビクッと肩を揺らし、怯えたような目で私を見たあと、震えながら小さく頷いた。翌日、彼女は学校に来なかった。先生は急に引っ越すことになったと言う。せっかくの新しいおもちゃだったのに、残念だ。