水族館の深海魚コーナーは薄暗くて不気味だ。大きな水槽の中で、奇妙な魚たちが静かに泳いでいる。私はガラスに顔を近づけ、チョウチンアンコウを観察していた。ふと、水槽の奥の暗闇から、ダイバースーツを着た人間がゆっくりと近づいてきた。手を振ってみたが、彼は無表情のままこちらを見つめている。よく見ると、彼の足首には太い鎖が巻かれ、水槽の底の巨大な岩にしっかりと繋がれていた。