最後まで読まないで

今日の給食には牛乳が出た。私は牛乳が苦手なので、いつも息を止めて一気に飲み干してしまう。今日も空になった瓶を机に置き、ふと瓶の底を見ると、何か黒い文字が印刷されていることに気がついた。「もう一本おまけ」と読めた。ラッキーと思い、隣の席の友達に自慢しようと振り返ると、彼の姿がない。代わりに、彼の机の上にはなみなみと注がれた新しい牛乳瓶が一本置かれていた。