最後まで読まないで

毎週火曜日は可燃ゴミの日だ。私は母に頼まれて、中身が見えないよう二重に縛られた指定の黒いゴミ袋を集積所へ持っていく。今日はいつもよりずっしりと重かった。運ぶ途中で袋の端が少し破れて、中身がパラパラとこぼれ落ちた。それは大量の未開封の手紙の束だった。宛名を見るとすべて私宛だ。差出人は、三年前に引っ越して以来音信不通で、私がずっと心配していた親友の名前だった。