最後まで読まないで

SNSで同じ趣味の親友ができた。顔も本名も知らないけれど、私の悩みを優しく聞いてくれる一番の理解者だ。「いつか絶対に会おうね」と約束している。ある日、姉が部屋を離れた隙に、彼女のスマホから通知音が聞こえた。親友に設定した特別な着信音と同じだ。気になって画面を見ると、私への返信メッセージが入力されている途中だった。姉は毎日、家で私をいじめて笑っているのに。