最後まで読まないで

祖母に、あやとりの「ほうき」の作り方を教わった。指に毛糸を絡ませて、順番に外していくと綺麗なほうきの形になる。「上手だね。じゃあ次は『橋』を作ってみようか」祖母の指の動きを真似して、複雑な形を作っていく。「できた!」私が完成した橋を見せると、祖母は満足そうに深く頷いた。「よくできたね。これでようやく、向こう側にいるあの子たちが、こっちへ渡ってこれるわ」