保健室の前を通ると、新しいデジタルの身長計が置かれていた。乗るだけで自動で身長を測ってくれるらしい。気になって靴を脱ぎ、測定器に乗ってみた。機械音がして、画面に数字が表示される。「百五十五センチか、少し伸びたな」と喜んで測定器から降りようとした時、画面の数字が突然『三メートル』に変わった。見上げると、天井に張り付いた真っ黒な何かが、私の頭の上にそっと足を乗せていた。