最後まで読まないで

明日は待ちに待った遠足だ。しおりの持ち物リストを見ながらリュックに荷物を詰めていく。お弁当、水筒、レジャーシート、雨具、おやつは三百円まで。一つずつ確認してチェックを入れていく。ふと、リストの一番最後に『大切な人』と手書きで追加されているのを見つけた。私はスヤスヤと寝ている妹を抱え上げ、そのままリュックの中に無理やり押し込んだ。少しはみ出しているけれど、これで明日の準備は完璧だ。