夏休みは毎日、早起きして広場のラジオ体操に通っている。出席カードにハンコをもらうのが楽しみで、一日も休まずに参加した。夏休みの最終日、最後の体操が終わると、係のおじさんが笑顔で最後のハンコを押してくれた。「毎日よく頑張ったね。偉いぞ」私は嬉しくて、いっぱいになったカードを誇らしげに見つめた。「さあ、これでようやく、こっちの世界に来られるよ」おじさんが私の手を強く引いた。