眠り続けろピグマリオン




「実は、春河さんは私のマネージャーでして……正体がバレたりしないようにって言い含められていて……」


 情けない話だけど、先生の慈悲にすがるしかない。


「ですが……ご自身で管理できないとなると、そうした方に協力してもらわないと」

「自分で何とかします!」


 先生の容赦ない提案に、私は遮って声を上げた。

 それに返ってきたのは胡乱げな視線。


「そうは言っても、自分でできなかったでしょう」


 うう、それを言われてしまうと何も言えない……。

 それでも春河さんに正体がバレたと知られるよりは、自分自身で私生活を改善したほうがいい。

 そもそも私の生活なんだし、自分で責任を持ってどうにかしないと。


「信用できないなら、私のことを監視してください!」


 ……追い詰められると、人はとんでもないことを口にするらしい。

 先生の丸くなった目に、私も似たような顔をしてるんだろうなと思った。