幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて 〜歪んだ執着心〜

私はゆっくりと瞼を開くが、仁くんは目を瞑ったまま自分の唇を私の唇に押し付ける。

「んっ・・・・・・!」

私は急いで仁くんの肩を叩く。

仁くんは嬉しそうに自分の唇を舌でクルッと舐める。

私はゆっくりと仁くんの手を取って立ち上がる。

『そうして、白雪姫と王子様はいつまでも幸せに暮らしましたとさ』

ナレーションの人がそう言い切ると私と仁くん含め役者として舞台に上がった人は大歓声の中お辞儀をする。

まだドキドキとしているのは劇による高揚感か、それとも・・・・・・。

「俺の重い愛、ちゃんと受け取れよ」

幕が下りると仁くんが私の耳元でそう囁いた。

「いつまでも幸せに、暮らすからな」

そう言って仁くんは私の頬にキスをする。

どうやら・・・・・・もう何度目かも分からないプロポーズをされたようです。

共依存。

この言葉にどれだけ惑わされたか。

でも、私は仁くんの愛を受け止める。

だから仁くんにも私の愛を受け止めてもらう。