幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて 〜歪んだ執着心〜

つい数分、数時間前まであった悲痛さが全部吹き飛んでいくように目の前の愛おしい生き物を見る。

俺の彼女で伴侶。

可愛すぎる。

「バイバイ」

嬉しそうに振り向きながら俺に手を振る澪。

正直言うならば今この手から澪を離したくないが今はどのラインで澪に嫌われるか分からない。

恐らく多少の依存なら澪からすれば軽いものなんだろうけど、リスクを犯したくない。

なら・・・・・・今このときだけ手を引くのが得策か。

「・・・・・・ああ」

俺はそう言って澪の入っていった扉が閉まり、鍵が施錠されるのを確認してから家に帰る。

可愛かった。

小さくて弱い可愛い動物。

絶対に誰にもやらない。

澪は俺のだから。