幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて 〜歪んだ執着心〜

「・・・・・・分かんない・・・・・・」

曖昧な言葉の理解に俺は時間を要した。

「・・・・・・は・・・・・・?」

「分かんない、の・・・・・・」

二度澪に言われ俺はようやく確信した。

“共依存者”

その言葉が脳裏にこびり着いた。

俺はもう、澪に依存している。

でも澪は・・・・・・。

俺が澪以外に大切な女がいる。

その事実で弱暴走を始めていた。

澪の服の袖から引っ掻いたような傷が見える。

この傷は澪が授業中に自分で爪を腕に食い込ませていた。

それほどに俺に依存していた。

俺が選んだのは自分じゃない他の誰かだから。

その存在すらしない女に対する嫌悪感と苛立ちによって澪が起こした行動。

そう解釈した途端に澪への愛おしさが増えた。

俺の愛してる澪はこんなにも俺を愛していたんだと。

「・・・・・・仁くんが私以外を好きなのかもって思ったら・・・・・・」