幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて 〜歪んだ執着心〜

俺は澪と母さん以外との女と関わってない。

というか母さんとすらほとんど関わってない。

だから澪が何かを見て勘違いという可能性がない。

なら―――。

「・・・・・・南谷、さん・・・・・・」

澪の口から出た男の名前に俺は酷く反応する。

南谷雄都、か。

あの裏切り未練が・・・・・・。

「じゃあ澪」

俺は話の方向を変えるため澪に質問を投げかける。

俺が言うと澪は顔をゆっくり不安そうに上げた。

「俺の言ったこととあいつが言ったこと。どっちの方が信頼できる」

「っ・・・・・・それ、は・・・・・・」

澪の口からあいつの名前が出れば俺は恐らく理性失うんだろう。

それだけは避けたい、が・・・・・・。

答えが出ないほうが俺は澪に手を下すだろう。

「・・・・・・仁くん・・・・・・」

澪の口から出た言葉に安堵しながらも次の疑問を澪にぶつける。

「じゃあ何で俺が否定してもずっとあいつの言う事を信じた」