幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて 〜歪んだ執着心〜

正常起動中ってことかな・・・・・・。

「「・・・・・・」」

お互いに発せる言葉がなく無言の状態が続く。

「・・・・・・違う」

私は口を開き、そう言った。

普通なら靴にGPS埋め込められてるなんて引くし驚くし嫌悪感が後を絶たないだろう。

でも、この感覚が麻痺してる私には「あ、そうなんだ」としか思えなかった。

「・・・・・・」

私の違うという言葉に衝撃を受けたのか、それとも考え込むのか無言のまま俯く仁くん。

どれだけ時間が経っても仁くんは答えが出ず、私は我慢ならなくて口を開く。

「・・・・・・もう、いい」

私はそう言って仁くんに背を向けて教室へ歩き出す。

仁くん・・・・・・。

嫌だ、なぁ。

仁くんの口から誤解だとか嘘だとか聞きたかった。

仁くんは知らないふりをしてまで私に隠し通そうとしてる。

その事実だけでまた泣きそうになる。

我儘だ・・・・・・。

私は仁くんの視線に背中が射貫かれそうになっても前を向いて振り返らなかった。