恋を隠して、バレないで

あー委員長大丈夫かな。

絶対心配かけちゃってるし、色々任せっきりにしちゃったな。あんなに意気揚々と「頑張る!」なんて宣言したくせにすぐこれだよ。

それに志保も心配してるよね。
何してるんだか、私。


一気に水かぶり事件と紙かぶり事件を思い出して頭を抱える。

この二週間ちょっとでトラウマ級の事件が二つも作ってしまった……。

あぁーーどうにかこうにか無かったことになれ!!!


到底そんなの無茶。

でも忘れたい。これこそ黒歴史だ。





「あら、起きてたの!?」



少しすると雑巾を片手に保健の先生が帰ってきた。

四時間目が終わって数分って頃。
今日は明日の入学式に備えて午前授業だから、ホームルームをしたら終わりだ。



「ご両親に連絡入れる?」

「いえ、もう学校も終わりですし一人で帰ります」

「そうね、わかった。お大事にね」



先生の心配そうな視線に見守られながら、保健室を後にする。

一人で帰るのはいいけど、教室に行きづらいな。