恋を隠して、バレないで


「……あれから運ばれたんだ…」


最後の光景は紙だから、上手く記憶の整理が出来てないけど、どうやら私は気を失ったらしい。


まさか紙に埋もれて気絶するなんて……
人類の恥、穴があったら入りたいです……。




さっきのハンガーラックには制服のブレザーが掛かっていて、ハンガーから外すと着直す。


チラッと見えた時計は十二時近くて、そう少しで四時間目が終わりそうだ。

じゃあ一時間ぐらい寝てたのか。



「あのぉ……誰かいませんか?」



……



返事は返ってこない。


近くにあったふかふかのソファーに腰を下ろして窓の外を見ると、箒を持って掃除をする生徒。


まだ掃除中だから、保健の先生も手伝いに行ってるのか。