恋を隠して、バレないで








ガンッ、と思いっきり手を何かにぶつけて意識が浮上する。



「い‥‥‥った。」



固い何かにイラつくように呟いて目を開けるとハンガーラックだった。なんだ、ハンガーラックか。


‥‥‥‥ハンガーラック?


私は服をクローゼットにしまっていて、ハンガーラックをベッドの横に置いていた記憶はない……



「は!?」




バッと身体を起こすと、猛烈な痛みが頭を襲う。


完全に体調不良のそれに目をギュッと瞑るも、次に視界に飛び込んできたのは仕切りのカーテン。


ギラギラ輝く日光がカーテン越しでも眩しくて、頭がキーンとして思わずウッとなる。



ここはどこだ?
私はどうしてここに……?



恐る恐る床に足をつけようとすると、見えたのは綺麗に並べられた上履き。


ペラっ、とカーテンをめくると保健室だった。