恋を隠して、バレないで



なんだか世界がフワフワしてる。

顔が熱い。
ポカポカするほっぺを手のひらで包み、何とかなだめようとするけど無理だ。



有泉さんってすごい。
一人の女性をこんなに興奮させれるなんて。


ふっ、と一息ついて、改めてフォークを手に取り、口に運んだとき。




「なんか……大丈夫?」

「へ?何がですか?」



有泉さんが心配そうに私を覗き込む。



「少し体調悪そうだから」

「そんな!全然元気です!!」




少し有泉さんに酔ったかも。
やっぱり直視のし過ぎは良くないらしい。

もう一口食べるとあっという間にお皿が空になった。

あれ、もうこんなに食べてたんだ。
美味しすぎて気づかなかった。


名残惜しくもフォークとナイフを置いた、
と同時に有泉さんによって手首を掴まれた。